2009年10月28日

環境経営と自然環境

皆様は、“環境経営”という言葉を目になさったことはございますでしょうか?
マネー用語辞典から抜粋します。

組織が地球環境への負荷を削減するための環境保全活動に投じた費用を、環境関連活動費として計上した会計情報を環境コストとして把握し、広く一般に公表していく活動のこと。また環境保全への取り組みを経営方針に織り込み、製品やサービスを含めて、地球環境への対応を経営戦略の重要な要素と位置づけ具体化し、会社が環境に与える影響に配慮しつつ企業の持続的な発展を目指す経営と規定される。
http://m-words.jp/w/E792B0E5A283E7B58CE596B6.html

例えばgoogleで、“環境経営”を検索してみますと
約 11,900,000 件の検索結果が出ました。
そういう点から見れば、一般的な言葉と言っても
過言ではないかもしれません。

なぜ、“環境経営”が必要とされるのでしょうか。
「企業活動を行うことと地球環境問題との関係性を無視できなくなったこと。」が、あげられると思います。

今日はこんなニュースを見つけました。

<Yahoo!ニュース>
取水中止の影響?サケ・アユ遡上が3倍に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091028-00000010-yom-soci

(以下一部抜粋)
 不正取水問題で水利権を取り消されたJR東日本・信濃川発電所の宮中ダム(新潟県十日町市)の上流で、今年は遡上(そじょう)するアユとサケの数が例年の3倍程度に増えたことが、地元漁協などの調査でわかった。

 漁協関係者らは「川の水が増えたおかげで、生態系が昔の状態に戻っているのでは」と喜んでいる。

 水利権取り消し処分を受け、最大毎秒317トンを取水していた宮中ダムの水門が3月に開かれた。このため、東京電力の西大滝ダム(長野県)から宮中ダム下流までの約60キロ・メートルの減水区間のうち、宮中ダム下流の約35キロ・メートルにわたる信濃川の水が、約70年ぶりにすべて戻った。

 この後、宮中ダム上流に遡上するアユ、サケが大幅に増加。中魚沼漁協(十日町市)によると、宮中ダム上流で信濃川に流れ込む清津川では、毎年7月中旬〜9月に約5万匹の放流アユの釣りが楽しめるが、今年はこれに加えて、少なくとも10万匹ほどの天然アユが上がってきたという。

 また、国交省信濃川河川事務所では今月1日、ダムの魚道にかご型のワナをしかけて、約1か月にわたるサケの捕獲調査を開始。宮中ダムでは2001〜06年同期に20〜45匹程度の遡上が確認されてきたが、今年は27日までに150匹のサケが入ったという。

 同事務所は「宮中ダム取水中止によるものかどうかを調べるには、より詳しい分析が必要」としているが、中魚沼漁協では「今まで捕獲されてきたサケは傷んでいたが、今年はきれいなものが多い。川の増水で、サケが遡上しやすくなったと言えるのでは」としている。
(一部抜粋終了)

※不正取水問題とは(コトバンクより)
十日町市の情報公開請求で昨秋、JR東日本が98〜07年の10年間にわたって、信濃川から計約1億8千万トンを超過取水していたことが発覚した。JR東は毎秒最大317トンの取水が許可されている一方、ダム下流に同最低7トンを流すよう義務づけられている。しかし、JR東はダムの取水口などの観測装置に改ざんプログラムを組み込み、実際には317トン以上の水を取り入れても、記録上は317トンしか取っていないように見せかけていた。また、下流への水量も、実際は7トンを下回っても、7トンを流したように改ざんするなどして、10年間で記録より1700万トン少ない量しか流していなかった。
http://kotobank.jp/word/不正取水問題

心無い企業の振る舞いには閉口しますが
結果として魚が戻ってくる本来の姿に近い川となって、
災い転じて何とやらといったところでしょうか。

“環境経営”というと、自然保護=コストが掛かると
お思いの企業が多いです。

当会では、
“環境経営”≠コスト増でお取り組み頂けるよう
コンサルティングをさせて頂いております。

“環境経営”を進めていきましょう!


人気ブログランキング
自然の力はすばらしい!…とお感じ頂いた方、
応援クリックお願いします



自然環境と触れ合うと言えばアウトドア!
ビジネスユースにも適応するスタイリッシュなデザインと機能。
本格的な昨日満載なのに、スーツも合いそうでカッコイイ時計です。



≪関連記事≫
● 日本ダム協会HP 宮中ダム
http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranA/All.cgi?db4=0735
posted by コスト削減アドバイザー Y.Kawachi at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | エコ
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/33256880
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック